広蓋13号の3点セット(別誂紋)
広蓋(越前塗)の3点セット。こちらは13号(39×27×5.5cm)の広蓋でのセット組。当然ながらそれに組み合わせる掛袱紗や風呂敷も15号の広蓋のものに比べると一回り小ぶりなタイプを組み合わせています。 ■広蓋15号=掛袱紗は10号(35×38cm)、風呂敷は3巾(105cm)に対して ■広蓋13号=掛袱紗は8号(28×30cm)、風呂敷は2.4巾(90cm) 「組み合い角に桔梗」はかの坂本龍馬の […]
広蓋(越前塗)の3点セット。こちらは13号(39×27×5.5cm)の広蓋でのセット組。当然ながらそれに組み合わせる掛袱紗や風呂敷も15号の広蓋のものに比べると一回り小ぶりなタイプを組み合わせています。 ■広蓋15号=掛袱紗は10号(35×38cm)、風呂敷は3巾(105cm)に対して ■広蓋13号=掛袱紗は8号(28×30cm)、風呂敷は2.4巾(90cm) 「組み合い角に桔梗」はかの坂本龍馬の […]
紋帳に載っていない家紋からでもお作りします こちらのお客様も「風呂敷や切手盆に家紋入れたいけど、家紋帳に載っていない」とのご依頼、 墓石のお写真をお預かりして、まずは図案を製作させて頂くところから始めました。切手盆、掛袱紗、風呂敷の3点、風呂敷は57cmの袷ふくさタイプです。 家紋【丸に三つ剣七つ星】 丸は家紋では「星」と言いますが、剣と星を組み合わせたもので紋帳に載っているものもありますが、ごく […]
その半端ない重厚感 写真は広蓋(越前塗)15号、金縁加工をしてほしいとのご依頼です。元々は黒の漆だけの状態の広蓋に蒔絵師さんが金縁加工を施していきますが、シンプルに金線を入れるだけとは言うものの、逆にシンプルなものほど難しい、真っすぐに歪まないように入れるのもやはり熟練の職人のなせる業です。参考までに金線無しと有りで比較してみました。金線・金淵加工を施した方は縁取りが強調されて分厚く見えますが、渕 […]
三ツ割の家紋 「三ツ割片喰」の家紋をお入れして手袱紗(縮緬)52cmと掛袱紗(塩瀬)をお作り頂きました。いずれも重目生地です。 ところでこういった同じ家紋が三つ、半分ぐらいづつ、ちらりと覗いている家紋を「三ツ割」と呼んでいますが、家紋のバリエーションの一つと考えられています。 片喰以外にも「中陰三ツ割桔梗」といわゆる陰紋になったものや、「三ツ割亀甲に花菱」のように外側の亀甲も含めて三つに割ったりし […]
紋帳に載っていない家紋からでもお作りします 「風呂敷や切手盆に家紋入れたいけど、家紋帳に載っていない」とメールを頂くことがあります。 例えば下のような図案、いずれもお客様からのお写真を元に図案を起こしています。 【湾曲した片側だけの違い矢】 通常両側に羽根があり斜め45度に交差したのが「違い矢」ですが、羽根は旗のように片側しかなく、全体に湾曲してる・・と非常に珍しい家紋。随分昔に作られた風呂敷を写 […]
生地色見本からお好きな色を ちょっと年季の入った生地色見本帳ですが、何とも微妙な中間色の色合いで実際の生地に染めた”生地色見本帳”とでもいうべきもの。 この生地色見本帳から、六八八〇の淡い「うす色」ともいうべきお色をお選びいただき別注で染めさせていただきました。とても上品なお色に染め上がりました。(写真↓右端) 通常にはないこんな中間色の色見本からイメージに近いお色をご指定 […]
正絹「縮緬(ちりめん)」生地 切手盆3点セツトをお嫁入道具として誂えて頂きました。生地は一般的に良く使われる白山紬や塩瀬ではなく袱紗・風呂敷とも「縮緬(ちりめん)」正絹素材で重目(厚手)の生地。 縮緬素材はとても柔らかな手触りが特徴。柔らかな手触りの縮緬は手に馴染むと、お好みの方も多く、とても良い生地だと思います。 ただ切手盆と使うにはちょっと柔らかすぎないかな・・と若干心配の方もあるようですが、 […]
染物は型堀師が紋の型を彫り、それを元に染の職人が染め抜いて仕上げていきますが 、非常に細かな図案の場合、染だけで表現するには限界がある場合があります。 例えばこちらの家紋「檜扇に雁金」扇の要の部分や、一番下の海老の尻尾のような部分、垂れた房の重なりの表現などの細かな描写の部分です。 大きな風呂敷の場合は風呂敷の大きさに合わせて家紋の大きさも大きくなるため染だけでも表現できる可能性がありますが、 写 […]
染の掛袱紗の場合、別誂えであれば染料の色の配合でどんな色でも染めることができますが、こと綴に関しては綴れの糸を自由に染めるというわけにはいきませんので、別誂であってもある程度色は限定されます。一応製作可能な色として一般に多いのは「紺」「紫」「松葉」「茶」「赤」辺り。 中でもオーソドックスなのは男性ならば「鉄紺」(濃い紺ではない)、女性ならば「赤」(極めて朱に近い) 鉄紺の地色に金の家紋はとても綺麗 […]
極めて朱に近い色合いの「赤」 こちらは赤で染めさせて頂いた袷ふくさ、正絹白山紬、重目生地です。赤の色合いは、ぱっと見で朱?とも思える色合いに染め上がります。 ただ同じ赤で染めても、生地による出来上がりの染め色の違いはありますので、例えば同じ正絹の生地でも細かなうねりのある縮緬(ちりめん)の場合は、染料が染み込みやすいのか、少しだけ暗めにと言いますか、濃い目に染まります。 袷ふくさについては以下のペ […]