紋帳に載っていない家紋からでもお作りします
こちらのお客様も「風呂敷や切手盆に家紋入れたいけど、家紋帳に載っていない」とのご依頼、
墓石のお写真をお預かりして、まずは図案を製作させて頂くところから始めました。切手盆、掛袱紗、風呂敷の3点、風呂敷は57cmの袷ふくさタイプです。
家紋【丸に三つ剣七つ星】
丸は家紋では「星」と言いますが、剣と星を組み合わせたもので紋帳に載っているものもありますが、ごく僅か。
三つの剣と七つの星の組み合わせの家紋は紋帳には掲載が無い。それゆえに家紋の名前も分からないとの事で「丸に三つ剣七つ星」と命名しました。
また切手盆三点セットとともに、仏事弔事用に銀鼠の縮緬手袱紗52cmとプラチナの切手盆もご注文を頂きました。
最近、紋帳に載っていないと思われる家紋での製作依頼が非常に増えています。
元になる家紋の図案はイラストレーターで、できるだけ鮮明な図案を作成し、それをまず職人にみせて型を彫ることから始まりますが、
各職人とも元絵の図案から忠実に再現していきますので、元になる図案がとても重要になってきます。
しかし図案さえあればどんなものでもできるのかと言えば一概にそうとは言えない部分があります。
例えば図案上は表現できても染め物にした場合、線がつぶれて表現ができないという事もあります。その辺りは職人と相談しながら進めていくこととなります。
ちなみに参考までに紋帳に載っていない家紋から図案を作成したもので、こんな珍しい家紋がありました。
【鳥居の上に鳩】
鳩と鳥居がモチーフなったものは何種類か紋帳には掲載されてはいますが、鳥居の上に鳩が乗ったデザインは、まずないてす。
【扇に百の字】
扇の中に別の紋様があるものは非常にたくさんありますが、文字が絵柄になった物でしかも百の字が微妙に湾曲しているのは、紋帳にはないです。
【公饗に檜扇】
檜扇は比較的ある家紋ですが公饗(くぎょう)と呼ばれる公家が使う台に檜扇が乗った非常に珍しい家紋、台のくり抜き部分がハート型になっているのが、ちょっと可愛い
墓石はざっくりアバウトなことが多い
墓石のお写真をお預かりすることが比較的多いですが、正直なところ墓石は石細工の特性上、割とざっくりとしか彫れてないことが多く、縦横比や細かい線などがアバウトなことが多い。
できるだけ鮮明な画像をお見せ下さい
まずはお預かりしたお写真から墓石であれ、多少不鮮明な画像であっても家紋帳などから縦横比などが正しいと思われる、イメージに一番近いものを見つけて、それを元にイラストレーターなどで図案をお作りしてみます。
そしてこの図案を元に染・塗それぞれの職人が紋型を彫ることから制作が始まるわけですが、元になる図案が非常に重要になりますので、できるだけ鮮明な画像をお見せ下さるのがありがたいです。
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