正絹「縮緬(ちりめん)」生地
切手盆3点セツトをお嫁入道具として誂えて頂きました。生地は一般的に良く使われる白山紬や塩瀬ではなく袱紗・風呂敷とも「縮緬(ちりめん)」正絹素材で重目(厚手)の生地。
縮緬素材はとても柔らかな手触りが特徴。柔らかな手触りの縮緬は手に馴染むと、お好みの方も多く、とても良い生地だと思います。
ただ切手盆と使うにはちょっと柔らかすぎないかな・・と若干心配の方もあるようですが、まず大きさ的に小ぶりな生地であれば縮緬であっても切手盆3点セットにも問題なく組合わせることができるかと思います。
52cm(尺四巾)
今回は特に包み風呂敷のサイズを52cm(尺四巾)で仕立てさせて頂きました。8号の切手盆にはピッタリなサイズの上、風呂敷単独で使う場合にも、大き過ぎず小さ過ぎず程よいサイズ。
一回り小さい45cm(中巾)の風呂敷だと、まずもって切手盆を包むのが難しい・・7cm大きい52cm(尺四巾)は中々GOODなサイズです。
切手盆は8号サイズ
切手盆セットの場合の切手盆は、大は小を兼ねる?的な考えで一番大きな9号(27×19cm)を組み合わせることも多いのですが、若干小ぶりながら一番ご用命の多い8号(24×17cm)で誂えさせていただきました。もちろん切手盆は越前塗です。
家紋「扇蝶」は絵柄が細かすぎるという事はありませんが、割と繊細な線で表現する必要がある家紋。実際に切手盆の上に描かれた家紋の大きさは3.5cm~4cmにも満たない大きさ。
真ん中の要の点などスマホで撮影して拡大してみないと見えないくらいの大きさ。伝統工芸士の職人が熟練の技で仕上げます。
家紋「扇蝶」は別型が必要
こちらの染物に関してもまた別の伝統工芸士が型彫りからすべて手作業で製作しています。扇蝶の家紋に関しては、絵柄のほとんどの部分を染だけで仕上げていますが、唯一真ん中の要部分だけ極めて小さな点を上絵で書き足しています。
お色は「ローズ」若干渋めのピンクといった色合いで、お嫁入道具としても最適なお色です。蝶を扇子に見立てたおしゃれな家紋との相性もバッチリなお色。しかし日本人のデザインセンスは秀逸だなと、改めて感心させられます。
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