風呂敷を微妙な色合いに染める。

風呂敷を微妙な色合いに染める。

生地色見本からお好きな色を

ちょっと年季の入った生地色見本帳ですが、何とも微妙な中間色の色合いで実際の生地に染めた”生地色見本帳”とでもいうべきもの。

この生地色見本帳から、六八八〇の淡い「うす色」ともいうべきお色をお選びいただき別注で染めさせていただきました。とても上品なお色に染め上がりました。(写真↓右端)

通常にはないこんな中間色の色見本からイメージに近いお色をご指定頂き、染めることもできますが、ただこの生地色見本帳は、一冊しかありませんので、店頭でご覧頂き、色をお選びいただける方に限ります。

別染「うす色」

また家紋の大きさも上品に小さくという事で約3.5cmの大きさにご指定頂きました。通常、小さめの風呂敷や手ふくさの場合、家紋は6cm程の大きさがあります。

それを3.5cmですので、家紋の絵柄にもよりますがこれ位が限界の小ささかと思います。

また家紋がこの位小さくとなると、まずもって3.5cmの紋型が必要なのと、さらに染だけで仕上げるのは難しく、上絵での処理も併用することとなります(別途要上絵代)

特に今回のような畝のある縮緬、しかも重目生地の場合で家紋を小さくという場合は、上絵処理は必須となってきます。

世界でたった一つの染め色

お選びいただいた、色番号を元に伝統工芸士の職人が熟練の技術で可能な限り色を近づけて染めていきますが、染物は、染める時期・天候・気温・湿度・・様々な条件で二つとして同じものができないという、非常に繊細なもの。

イメージもあわせてお聞かせ下さい

「淡いピンクを少しくすませた感じ」「ピンクだけど明るくなり過ぎず、少し年を重ねても使えるお色目」・・なんでも結構ですので、職人が制作するにあたっての参考になるようなイメージも合わせてお聞かせ頂けると、職人としてもよりイメージしやすいと思います。

そうして職人が試行を重ねて出来上がった染物は、世界でたった一つの染め色、だれも持っていないあなた専用の特別な逸品

そんな特別な染物と出会うことができる。それが染物を別染めでオーダーする醍醐味であり、また出来上がるまでの待ち時間もお楽しみの一つとお考えくだされば幸いです。

 

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