【改訂版】手ふくさ(風呂敷)の使い方・包み方

【改訂版】手ふくさ(風呂敷)の使い方・包み方
慶事と仏事、ふくさと金封手袱紗(ふくさ)や風呂敷の包み方慶弔の違い。「慶事は右開き、弔事・仏事は左開き」が基本。このブログでも記事としてまた動画でも過去に何度となく説明をさせて頂きましたが、やっぱりわかりにくい・・という意見が多い。そこで最もわかりやすい方法として、改訂版・決定版とも言うべき方法を今日はご紹介します。
 
風呂敷の慶弔での包み方の違いを説明する前に、ひとつお話をしておきたい事があります。
 
ところで御祝や香典の金封の裏側ってどうなっているかご存知ですか?
 
「あまり意識したことない・・」そうおっしゃる方が大半だと思います。
 
実際に金封の裏側を見てみましょう。
慶事と仏事、金封の裏の重なり方の違い分かりやすくするため、重なりの部分にラインを引いていますが、お祝いは下から上に、逆に仏事は上から下にかぶさっていますよね。
 
かぶさっているというと分かりにくいかもしれません、違う表現をすれば「御祝は下から受ける・仏事は上から流す」状態になっていると思います。余計に分かりにくい?(汗)
 
実はこれと風呂敷の包み方の理屈は全く同じなんです。この点ちょっと頭の隅に置いといてください。
 
さて本題の包み方の違いのイラストです。(注意!)同業者の方、私が描いたこのイラスト、コピペするのなら引用元記載下さいね。
ふくさの包み方(慶事)
ふくさの包み方(弔事・仏事)
以前ご紹介しているのは金封を立てて包んでいましたが、今回は金封は「横」にして包んでいます。
 
どうですか?わかりやすくないですか?
ポイントは以下の2点

・風呂敷の包み方はどちらも全く同じ 
・最初に金封を右向きに置くか、左向きに置くかの違い

これだけです。
 
ここで最初にお話しした金封の裏側の話を思い出してください。見比べてみて頂くと分かると思うのですが、風呂敷の重ねと金封の裏側は全く同じですよね? 
 
どちらも、「御祝は下から受ける・仏事は上から流す」状態になっています。
今回お伝えする包み方ならば、慶弔の包み方の違いは非常にマスターしやすいと思います。
 
しかし、こういったお作法ごとや広く儀式に関することは、お作法の先生によってもいろいろな考えがあり、正反対のことを言っているけれど、どちらも正しいという事もあります。昔の常識は今の常識ではないという事もあります。
 
ではどうすればよいのでしょうか・・それは、広くより一般に認識されている方法がその時代の常識であり、その方法で行っていただくのが無難なのかなとは思います。
 

金封を立てて包む方法もあります。↓

無地の手ふくさ(風呂敷)の使い方・包み方

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