掛袱紗(染)のネーム入れ位置
正絹塩瀬の掛袱紗、染物の場合表面は家紋で、裏面は綴れ織りのような絵柄はなく「無地」になっています。ネーム入れをご希望の場合裏面の右下にお入れすることとなります。 ネーム入れの向きとして、下の「山本」のように一般的に「縦にお入れする」ことが多いのですが、中には「水谷」のように中心から右下に掛けて「斜めにお入れする」のをご希望される方もあります。 関西などでは昔からこの「斜めに入れる」入れ方が多かった […]
正絹塩瀬の掛袱紗、染物の場合表面は家紋で、裏面は綴れ織りのような絵柄はなく「無地」になっています。ネーム入れをご希望の場合裏面の右下にお入れすることとなります。 ネーム入れの向きとして、下の「山本」のように一般的に「縦にお入れする」ことが多いのですが、中には「水谷」のように中心から右下に掛けて「斜めにお入れする」のをご希望される方もあります。 関西などでは昔からこの「斜めに入れる」入れ方が多かった […]
例えば、写真の「八曜に左三つ巴」のように丸を組み合わせた「八曜」などの家紋はシンプルな図案の為、比較的簡単そうで納期も早そう・・と思われがちですが、 実はこういったシンプルな家紋程、揃った綺麗な円を描くのが逆に難しかったりしますので、シンプルな図案=納期が早い とは言い切れないのです。 ならば複雑な家紋なら納期が早いのかと言えば、これまた細かな線の表現が難しかったりして、なんとも難しいところです。 […]
通常2巾(68cm)の風呂敷の家紋の直径は13cm程、ちょっと大きいかな・・もう少し小さくしたいという希望を頂く事があります。 写真はいずれもお客様のご希望で家紋の直径を10cm位の大きさに小さくした風呂敷。別誂えの場合どんなご希望も叶えることが可能です。 別途型代が発生します 別誂えの場合、通常の大きさ(約13cm)の紋型であれば、結構な数の紋型がありますし、特にポピュラーな家紋の場合、紋型代が […]
良くお客様から「ふくさの色は何色が良いでしょうか?」という質問を頂きます。毎回頂く・・と言っても過言ではない程です。この色に関しての質問は袱紗に限らず染物全般に頂きます。 染め色は紫系をはじめ、赤系、緑系、青系・・と無数にあり、何色にも染めることができるのが魅力ではありますが、「逆に何色でも」というのが迷ってしまう原因かもしれません。あれこれ考えているうちに何色が良いか分からなくなってしまう・・・ […]
慶事と仏事で風呂敷の色を分けるべきかですが、慶事にしか向かない色や逆の仏事にしか向かない色がありますので当然そうするべきですが 唯一例外として、「紫」は一般に冠婚葬祭全般に、つまり慶事と仏事両方で使える色とされています。一つでいろいろ使い回しが効いて便利ではあるのですが、理想を言えば、写真のように例えば包み風呂敷であれば慶事用に「古代紫」、仏事・弔事用に「濃鼠」と使い分けて頂くのが良いと思います。 […]
親戚の娘さんの結婚祝いにと、大小2枚の風呂敷のご注文を頂きました。 一枚は正絹白山紬の風呂敷で3巾(110cm)という大きいサイズ、進物物が十分包める大きさで冠婚葬祭に活躍することと思います。 もう一枚は手袱紗45cm、大きい風呂敷同様、絹100%ですが、こちらの素材は、細かなさざ波のような畝のある縮緬、大きさとしては小さいため、ちょっとした御祝金や仏事の金封を包むなど金封を包むのが中心となってく […]
正絹塩瀬の染抜きの掛袱紗は、並生地にはストレートな「平房」、厚手の重目生地には「亀房」を標準でお付けしていますが、最近、並生地で房だけ亀に変更してほしいというご注文をよく頂きます。 もちろんそれも可能ですので、ご希望の場合はご注文の際にお申し付けください。但し変更分が2000円程度かかりますのと、付け替えの手間が少々かかりますので、在庫商品でも1週間程度の納期をみてください。 関西では昔から掛袱紗 […]
家紋「五瓜に唐花」の切手盆、正確には外輪が付いたタイプなので「丸に五瓜に唐花」、当然ながら定紋にはないので別誂えとなります。 唐花は唐草模様などと同じく、大陸伝来の架空の唐風の花の模様の事、しかしこの唐花は奈良時代にはすでに用いられていたようで、正倉院の唐櫃や鏡箱などにも見られます。 また唐花の外側の文様は五瓜(ごか・ごくわ)と呼ばれ瓜の断面と思われることが多いようですが、実際は鳥の巣を表しており […]
切手盆9号(27×19cm)に合わせる掛袱紗は通常6号(22×20cm)が最適のところ、一回り大きい8号(30×28cm)の掛袱紗を組み合わせたいというお客様、しかしそのまま掛けると、下の写真のような感じでどう考えても大きすぎる・・ しかし、このアンバランスとも思える組合せで使うことがある地域が実はあるのです。関西ですと和歌山などが該当します。しかし一般に大きすぎると思われる掛袱紗をどのようにして […]
お嫁入されるお嬢様用にと、正絹縮緬の袱紗に家紋を入れて大小色違いで作らせて頂きました。左は「古代紫」45cmの小さい手袱紗タイプ、紫は冠婚葬祭で使えるお色ですが、少し濃い目の紫で染めさせていただきました。 また右は「利休」68cmとやや大きめの、ちょっとした品物も包めるいわゆる風呂敷タイプ、お抹茶のような上品な色合いに染まりました。 色味に関してはお客様からのご要望を私が職人さんに直接説明して […]