知識

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家紋「剣片喰」切手盆3点セット

切手盆3点セツト(上)のタイプ。切手盆は越前塗9号、掛袱紗は塩瀬の重目6号、包みは57cmの袷ふくさの3点。家紋は剣片喰(けんかたばみ)丸無しのタイプです。通常、丸無しの場合女紋と呼ばれ女性ものに着けることが多いですが、家としての家紋自体、丸がないという場合もあります。それゆえ、丸なし=女紋であるとは言い切れないかもしれません。ただ分類上の呼び名として丸のあるものは「男紋」丸のないものは「女紋」と […]

綴の掛袱紗、表裏の使い分け

綴の掛袱紗の場合、表面は「家紋」裏面は「柄」という事が多いのですが、この表面と裏面はどう使うのが正式なのでしょうか。「差し出す側」と「受け取った側」それぞれの立場から見ていきたいと思います。 差し出す側 広蓋を使いしかも掛袱紗を掛けてまで差し出すということは、最大限丁寧に持参したという事を相手にアピールする姿勢な訳です。御祝を持参する場合や、結納を持参する場合でもそれは個人としてというよりも家とし […]

掛袱紗(綴織)のネーム入れ

綴織の掛袱紗の場合、表面は家紋、裏面は絵柄という事が多いのですが、この綴織の掛袱紗にネームをお入れする場合、家紋面にお入れすることは例としてはあまりないため(お入れすることは可能ですが・・)裏の柄面にお入れすることとなります。 ほとんどの絵柄が、金地に絵柄を描写したものとなりますので、ネームをお入れする場合、金ではネームが全く見えないため、絵柄の色合いに合わせて最適と思われる色合いでお入れしていま […]

家紋「梶の葉」掛袱紗&風呂敷

お手元の広蓋13号(横巾39cm)に合わせたいと、正絹白山紬2.4巾(90cm)の風呂敷と正絹塩瀬8号の掛袱紗のご注文です。色は鉄紺、家紋は「丸に梶の葉」。珍しすぎる家紋という訳でもないのですが、既成にはないため別誂えです。 梶の葉の家紋は大きく分けて2つに分類されます。丸みを帯びた葉のタイプと、葉がまるでヒイラギのようにギザギザになったタイプ。ギザギザのほうは”鬼梶”と呼ばれており、若干荒々しい […]

家紋「丸に九枚笹」の袷ふくさ

正絹白山紬57cm、古代紫の袷ふくさ。別誂えで家紋とネームをお入れしています。家紋は「丸に九枚笹」。笹に関する家紋は非常に種類が多いですが、大きく分けて3つに分類されます。笹の葉を枚数や葉の形を変えて描いた「笹紋」。笹だけではなく竹も一緒に描いた「竹紋」。また竹の根の部分と笹を描いた「根笹紋」です。 中でも「竹紋」はユニークで様々なバリエーションで描かれているものが多い。傘(UFOみたいに見える) […]

越前塗の家紋は”消紋”と”転写紋”

切手盆&広蓋(越前塗)別誂えの場合の家紋の入れ方は”消紋”(けしもん)と呼ばれる方法で描いています。聞きなれない言い方ですが越前塗と言えば消紋と思ってもらっても良いかもしれません。 また消紋は手書きで描いています。もちろんフリーハンドと型とうまく組み合わせながらの手書きですが、やはり熟練の技が必要なのは間違いありません。 写真は家紋「抱き茗荷」右の丸無しのタイプは別 […]

  • 2017.12.15

風呂敷の仕立て直しもできますか?

こちらの風呂敷、もともと家紋とネームの入っていた物。元々の全体の大きさは66cm程。お嫁入りの際に作って持たせてもらったもののようですが、お嫁入り道具としてという事もあって、ネームの部分は個人の名前が入っておりました。個人の名前が入っているという事は、やはり自分専用としてしか使うことができないため、どうせなら誰でも使えるようにと、「名前の部分を裁断してしまうことはできないでしょうか?」とご相談があ […]

ふくさと風呂敷の違いとは?

日頃何気なく使っている「ふくさ」という言葉、それでは風呂敷との違いは?と聞かれて明確に答えられる方は少ないのではないか・・。「ふくさと風呂敷の違い」について説明ををしてみます。 写真は「袷ふくさ」別誂52cmと「風呂敷」68cmの大きさの比較。 袷ふくさ52cm(家紋入り)で金封を包む 風呂敷(正絹白山紬)68cmで品物を包む 「用途」で区分け 用途での区分けの説明に関しては、そもそも「風呂敷」が […]

家紋入り袷ふくさ(風呂敷)の使い方・包み方

慶事は「右開き」 やはり最初に風呂敷を裏返すのがポイントとなります。また家紋入りの場合、無地以上に最初に置く位置が肝心。包む袋や箱の大きさに応じて、最初に置く位置を前後左右し、包みあがったときに「包み切れない・・」「余り過ぎた・・」といったことのないようにしてください。 無地の場合、左右が多少ずれていてもごまかしがききますが、家紋が入ったものの場合、包みあがったときに前後左右の中心の位置に家紋が来 […]

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