家紋「蔦枝丸」

家紋「蔦枝丸」

蔦は日本十大紋の一つ。その絵になる葉の姿から、その文様は古くから愛用されていたようです。戦国時代の武将である藤堂高虎の家紋も蔦です。また八代将軍徳川吉宗が蔦を替紋として使っていたことから蔦の文様が普及していったとも言われています。

蔦のバリエーションの一つに蔓(つる)や枝とともに描かれたものが比較的多くあります。上の写真は「蔦枝丸」と呼ばれる家紋。袷ふくさ57cm、風呂敷2.4巾、切手盆8号でのご注文。蔓や枝とともに蔦を描くことでリアリティのあるかつ繊細な線の描写で描かれた家紋となり、より高尚な雰囲気になっています。

微妙に曲線の崩れた「変わり蔦枝丸」やさらに微妙な曲線で描かれた「鶉蔓蔦」(うずらつるつた)などは完全なフリーハンドで描くため職人さんの腕の見せ所、いやむしろ職人さん泣かせともいえるかも・・。また蔦枝の家紋は全般に線が細いため、あまり小さな風呂敷の場合、線がつぶれてしまい描写が難しいことがあるかもしれません。場合によっては家紋全体の大きさを大きくしないと表現が難しいかもしれません。

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