家紋入り袷ふくさの染め色を同じにするには

家紋入り袷ふくさの染め色を同じにするには
正絹白山紬の家紋入り袷ふくさ。下の2枚は「渡邉星」と上2の枚は「五三の桐」
 
いずれも、おばあちゃまが4人のお孫さんのためにと作られたもの。同じ時期に一度に4枚のご注文。同じ釜で同じ時に染めましたので全く同じ色に染まっています。
 
よく、長男の結婚の際に誂えた風呂敷と同じものを、今度は次男のために誂えてほしいというお客様があります。
 
前回染めさせて頂いたお色に極力似せるため、お作り頂いたものをお預かりして、職人さんにお渡しして製作を進めますが、染物は染める時期が違うと全く同じ色にはなりません、ただ古代紫が緑になってしまうというような事はありませんので、色系統としては、ほぼ同じにはなります。
 

染物は染める時期が違えば二つと同じものができない、しかし言い換えれば

「世界でたった一つの自分だけの色」

になるわけです。

 
「自分にご縁のあった色」とおっしゃったお客様がありましたが、
 
染物の袱紗や風呂敷は、ゆったり優雅な時間が大河のごとく流れるような、そんなお心持で接していただくと良いお品、忙しい現代人にこそ必要な心持ちだと思います。
 
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