慶事で使う

4/6ページ

「広蓋」は関西では、御祝を持参する際の必需品

関西では正式に結婚祝いを持参する時、下の写真のように簡略な木製盆(ヘギ台)の上に「お祝の金封」を乗せ、右に「熨斗」左に「末広」を添えた形で持参をします。(関西独特の形で他の地域にはないものです)※関西=中部・北陸・中国・九州も含む、 一般的なヘギ台は23~24cm程度ですが、中には台の横幅が30cm程あるものもあり、これを乗せて持参するためにはどうしても横幅のある「広蓋」が必要なのです。冒頭、最初 […]

綴の掛袱紗、裏の柄は無しでも良いものですか?

綴の掛袱紗は表面が家紋、裏面が吉祥柄というのが一般的ですが、裏の柄面は必要がないというご希望の方もあります。表面と裏面とは袷の構造になっているため、もちろん裏の柄面は無しでもお作り出来ます。柄面がない分価格もお安くはなります。 ちなみに正絹塩瀬などの染物の掛袱紗の場合、裏には絵柄はなく、無地の物が一般的です。 話を綴に戻します。綴の掛袱紗も定紋と呼ばれる既成のものでも家紋面のみでお作り出来ますが、 […]

「切手盆」結納金だけを丁寧に渡す場合に

切手盆は慶事や仏事で大変重宝するお盆ですが、結納の場合でも大変重宝します。最近は結納を簡略化される方もありますが、最低限の誠意の気持ちとして結納金は渡したいというのが大半の方の気持ち。たとえ結納金だけとはいえ丁寧に渡したいという場合には切手盆(きってぼん)をお使いいただくのがベストな方法と言えます。 切手盆の上に結納金を乗せ差し出すだけで例え結納金だけでも非常に丁寧な形となりますが、欲を言うならば […]

縮緬(ちりめん)素材の「掛袱紗」刺繍寿

掛袱紗は、白生地を染め抜いた「染」のタイプのものと、縦横の糸を織つて作られた「織」のものとに大別されますが、染の一種として中には若干珍しい縮緬素材のものもあります。 こちらは既成のものになりますが染色は「紺・藤・ローズ」の3色。特に藤色は上品な色合いで、個人用途としてのお求めはもちろん、これ自体をギフトとしてご利用になられる方も多い。色的にはお祝い専用となるため、真ん中に寿の文字を金の刺繍を使って […]

上品で初々しい”ローズ”の手袱紗45cm巾

正絹縮緬の家紋入り手袱紗(ローズ)を最近よくご注文を頂きます。渋ローズと呼んでいますが、とても上品な色合いです。色で男女の区別が決められているわけではありませんが、ローズは色的には女性用といった認識の方が間違いないかもしれません。 写真はお嬢様専用にと名前を入れ、また女紋をお入れしてお作りしています。色的に仏事での使用は不可で、御祝い専用です。お友達の結婚式、出産祝い、入学祝を持参・・と、お祝い事 […]

お嫁入りに一つは持たせたい手ふくさ2色

家紋入りの袱紗をお作りになられるタイミングとして一番多いのは「お嫁入されるお嬢様に」です。そこでいくつか、お嫁入に持たせる袱紗のおすすめの色の組み合わせをご紹介します。実際にご注文頂いた方の組合せ例ですので信憑性も高く参考になるのではと思います。 サイズについて 冠婚葬祭の場において一番手軽に使えて使い勝手が良いのは”手ふくさ”特に45cmサイズのもの。この45cmサイズで […]

正式結納の必需品「広蓋セット」

広蓋セットとは広蓋・掛袱紗・風呂敷の3点のセットのこと。特に正式な結納の際の必需品です。目録をヘギと呼ばれる木製の台に乗せた状態のものを広蓋に乗せ相手様に差し出します。 この時、四隅に房の付いた掛袱紗を掛けて差し出します。風呂敷は外包みですので差し出す前にほどいておきます。風呂敷は持参する道中の埃除けとして包んで持参します。 写真は比較的リーズナブルな価格の組み合わせのもの(広蓋は越前塗13号(3 […]

輪島塗の切手盆は盛上紋

輪島塗の切手盆、サイズは一番使いやすい8号サイズ。ワンランク下の越前塗と比べてみても、黒の漆塗りの部分は正直なところ違いを見分けるのは難しいが、輪島塗の切手盆は何といっても「盛上紋」と呼ばれる家紋の書き方が特徴。金の漆を何層にも重ねて紋を描き出し、写真で見ても盛り上がりが分かる程です。その工程を書き出してみました。 紋の図案を書く 漆を置く※乾きの遅い漆を塗り時間をかけ乾かし平らに磨い又塗る 塗り […]

1 4 6