輪島塗の切手盆は盛上紋

輪島塗の切手盆は盛上紋

輪島切手盆_1輪島塗の切手盆、サイズは一番使いやすい8号サイズ。ワンランク下の越前塗と比べてみても、黒の漆塗りの部分は正直なところ違いを見分けるのは難しいが、輪島塗の切手盆は何といっても「盛上紋」と呼ばれる家紋の書き方が特徴。金の漆を何層にも重ねて紋を描き出し、写真で見ても盛り上がりが分かる程です。その工程を書き出してみました。

  1. 紋の図案を書く
  2. 漆を置く※乾きの遅い漆を塗り時間をかけ乾かし平らに磨い又塗る
  3. 塗り・乾燥・磨きを5回位繰り返し紋の部分を盛り上げ金を蒔き乾かす
  4. 拭き漆を紋の上に拭き金を固める
  5. 特殊な炭で金粉を磨く
  6. 紋の線を入れる
  7. 最初の漆と異なる拭き漆を掛けて乾かす

越前塗の切手盆の家紋入れと比べて、非常に手間をかけた工程を経ています。

輪島切手盆と袷ふくさ45cm正絹の袷ふくさとの2点で組み合わせてもいいかも。

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