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【加賀梅鉢】手ふくさ別誂40cm

こちらの手ふくさの家紋は「加賀梅鉢」加賀藩主前田家の家紋。元々前田家は通常の梅鉢紋を使用していたようですが、幼剣を加えた、この「加賀梅鉢」を前田家独自に使用するようになったようです。この幼剣は各支藩により独自の剣の形のバリエーションがあり、家紋を見ただけでどこの支藩のだれそれ・・と区別が付くようになっていたのでしょうね。 こちらの手ふくさはサイズ40cmと通常の45cmの物に比べ5cm小さくしてほ […]

【目結(めゆい)】菱の家紋あれこれ

結(ゆい)というのは結ぶことを言い(※髪結い)目とは「間」「穴」のことを指します。目結いとは糸を使った絞り染めの技法のことで、いわゆる鹿子絞りです。この言葉は平家物語にも登場しますので、相当古くからあったようです。染めた紋様の形状を家紋にしたものが目結紋です。 美しく印象的な紋で鎌倉時代には、多用されたようです。方形の四ツ目が主流ですが、菱形のものも見受けられます。写真は(隅立て四つ目菱)正方形の […]

間違えやすい家紋【三つ巴】

写真は「左三つ巴」を染め抜いた正絹白山紬の風呂敷、3巾105cmと大き目の風呂敷です。 「三つ巴」で有名なのは雷様の太鼓の柄(笑)でしょうか。こちらの家紋には右と左がありますが実はこれを間違えて認識しておられる方が少なからずあります。 上の図の様に、右から左に向かって回り込んでいる(左回り)のが「右三つ巴」左から右に向かって回り込んでいる(右回り)のが「左三つ巴」なります。 左回り・右回りで認識し […]

既成紋入り風呂敷に後からネームを入れる方法

表面 裏面 既成ですでに家紋の入った状態の風呂敷などにネームを入れる場合、染抜きで入れることは難しい。抜染(ばっせん)と言う色抜いてしまう方法もあるにはありますが薬品で強制的に色を抜いてしまうのは元々の生地のためにも良いことは何もないし、経年劣化で色を抜いた部分が色あせを起こす可能性もある・・ この場合生地専用の樹脂で書くという方法がベターかもしれません。これだと生地へのダメージも少なく。遠目には […]

掛袱紗(松葉)丸に上り藤に一の字

藤は日本十大紋の一つ。藤は風にそよぐ紫色の花弁がなんとも優雅な姿であるだけでなく、長寿で繁殖力の強い植物。藤と言えば藤原氏、藤原の里を下賜された中臣鎌足の末裔である藤原一族がもちいた紋の一つで、藤原氏がとても栄えたことから、それにあやかる意味もあって、藤紋が次第に普及していったとされています。 藤は垂れ下がる姿が自然なことから、家紋としては垂れた下り藤が基本ですが、下がるという言葉を嫌って、上り藤 […]

切手盆・仏事弔事専用に銀でネーム入れ

切手盆・仏事弔事専用に銀でネーム入れ切手盆(越前塗)7号の一番小さいサイズを完全に仏事弔事専用にとのご依頼。裏のネームを銀色でお入れしました。もちろん表の家紋も銀色でお入れしていますし、一緒にご注文いただいた袷ふくさも銀鼠でのご注文。 考えてみれば普段のお付き合いにおいて、法事やお葬式など弔事事のほうが慶事事よりも出席することが多い。出番が多い弔事事に合わせてお道具を揃えるというのも良い選択かもし […]

手ふくさの使い方(動画あり)

「手ふくさ」はせっかくなら正しくカッコよく使いこなしましょう。最初に”包み方”次に”実際の渡し方”を図と写真で説明していきます。実際に手ふくさを手にしながらやってみてください。スムーズに扱えるように繰り返し練習しておくことはとても大切なことです。 結ばずに掛ける 手ふくさを包む方法は、広蓋・切手盆などと同じように 一般にこの“結ばず掛ける”というやり […]

「丸に三つ輪違い」の掛袱紗と風呂敷

こちらは「丸に三つ輪違い」という家紋「輪違い紋」と分類される家紋です。 輪違い紋は、ふたつ以上の輪が組み合った形をしており、平安時代の絵巻物などにもこの文様が多く用いられています。 輪違い紋は文様として形状が美しいことに加えて「この世はひとりで生きることは難しい。ふたり以上互いに組んで生きてゆくこと、仲良く手を組むことなのだ」との意味合いも込められているようです。五輪のマークなども同じような意味合 […]

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