こちらは「丸に三つ輪違い」という家紋「輪違い紋」と分類される家紋です。
輪違い紋は、ふたつ以上の輪が組み合った形をしており、平安時代の絵巻物などにもこの文様が多く用いられています。
輪違い紋は文様として形状が美しいことに加えて「この世はひとりで生きることは難しい。ふたり以上互いに組んで生きてゆくこと、仲良く手を組むことなのだ」との意味合いも込められているようです。五輪のマークなども同じような意味合いが込められていますよね。
図柄が連鎖し広がっていく目出度さ、加えて宗教的由来などが相俟って 家紋として用いられるようになったようです。
広蓋13号(39cm)はお手元にあるとのことで、今回は掛袱紗と風呂敷のご注文です。いずれも重目生地、特に風呂敷は2.4巾(90cm)と大きいため重目生地の場合、持った感じはずっしりとした重みがあり、なかなかのもの。
結納でのご使用という事でご依頼を頂いたのですが、若干納期がギリギリ・・通常1ケ月程かかる納期のところですが、25日ほどで仕上がり、何とか結納日に間に合わせることができました。
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