親戚の娘さんの結婚祝いにと、大小2枚の風呂敷のご注文を頂きました。
一枚は正絹白山紬の風呂敷で3巾(110cm)という大きいサイズ、進物物が十分包める大きさで冠婚葬祭に活躍することと思います。
もう一枚は手袱紗45cm、大きい風呂敷同様、絹100%ですが、こちらの素材は、細かなさざ波のような畝のある縮緬、大きさとしては小さいため、ちょっとした御祝金や仏事の金封を包むなど金封を包むのが中心となってくると思いますが、かなり出番が多いと思われます。
冠婚葬祭事は一生付きもの、きちんとするか、それとも適当に済ませてしまうか、決まりがあってない部分もあるわけでありますが、簡単軽少な時代だからこそ、逆にきちんとすることに価値があると思います。
きちんとすることでお嬢様の評価は上がりこそすれ下がるという事はないと思います。自分を引き立たせてくれる心強い味方となってくれることと思います。
大きい方の風呂敷の素材「白山紬」と小さい方の風呂敷「縮緬」の比較。全く異なる対照的な質感、特に縮緬は手触りは柔らかく手に馴染む。
家紋は「丸に隅立四ツ目」以前にも紹介したことがありますが、隅立四ツ目といえば正方形の形の物を言います。右のように少し菱になった形の物もありますので、別染でご依頼頂く際にはご確認ください。
四ツ目の家紋についてはこちらのページなども参考に
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