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切手盆9号に、大き目の掛袱紗8号を合わせる

切手盆9号(27×19cm)に合わせる掛袱紗は通常6号(22×20cm)が最適のところ、一回り大きい8号(30×28cm)の掛袱紗を組み合わせたいというお客様、しかしそのまま掛けると、下の写真のような感じでどう考えても大きすぎる・・ しかし、このアンバランスとも思える組合せで使うことがある地域が実はあるのです。関西ですと和歌山などが該当します。しかし一般に大きすぎると思われる掛袱紗をどのようにして […]

袱紗の色「古代紫」と「利休」

  お嫁入されるお嬢様用にと、正絹縮緬の袱紗に家紋を入れて大小色違いで作らせて頂きました。左は「古代紫」45cmの小さい手袱紗タイプ、紫は冠婚葬祭で使えるお色ですが、少し濃い目の紫で染めさせていただきました。 また右は「利休」68cmとやや大きめの、ちょっとした品物も包めるいわゆる風呂敷タイプ、お抹茶のような上品な色合いに染まりました。 色味に関してはお客様からのご要望を私が職人さんに直接説明して […]

掛袱紗(加茂川綴れ)は息をのむような美しさ

  掛袱紗「加茂川綴」絵柄は定番の笹に松。定番の絵柄ながら安定感のあるレイアウト。家紋面も松の緑に合わせた「松葉」というグリーン系統のお色が非常によく合います。 この加茂川綴は、以前にもご紹介していますが、中金と呼ばれる銀糸を金に染めた糸を使って、機械織で織り上げた掛袱紗。 https://www.fukusa.info/2136-2/ 着色でしかも機械織りと聞くと何だか二流品のように聞こえてしま […]

家紋入り切手盆(越前塗)【定紋】即納可能です。

家紋入り切手盆は主に越前塗のものを取り扱っていますが、定紋と呼ばれるいわゆる既成の家紋のものが20種類ほどあります。 これらの家紋の物は8号と9号に関しては在庫を切らさないようにストックしていますので、お急ぎならば即日発送も可能です。 ただ、前にも別の投稿の中でも話したことがありますが、続けて同じ家紋のご注文が入ることが結構あり一時的に在庫を切らしてしまう場合もあります。その際再入荷に1週間以上お […]

家紋「丸に三ッ星」切手盆と袷ふくさ

切手盆と袷ふくさ 家紋入り「丸に三つ星」   丸が組み合わさった家紋を「星」もしくは「曜」とも呼びますが、三つ星、四つ星・・・星の数としては十くらいまであります。   三つ星は将軍星と言われ海賊、漁師、海軍として日本の海域を守った家系で、外洋・遠洋に出れば陸地が見えない為、頼りになるのが日月星であり、この三つ星の現在地と船の位置が航海安全の元になった為、三つ星を家紋としています。 その他、三ツ星の […]

家紋「丸に12本骨扇」の切手盆

切手盆 家紋「丸に12本骨扇」   扇の家紋は骨の数が違うものが5本・7本、多いものでも10本位までしか紋帳には載っていない。12本もの骨のあるものはなかなかない、いろいろな紋帳を片っ端から探しても載っていない・・・お客様曰く「唯一神戸市の図書館にある紋の書物には載っていた」とのこと。しかし神戸まで行って調べるのは、さすがに遠すぎる・・ デザインを一からイラストレーターで書くことから始めました。 […]

「切手盆」で目録や受書を渡すのは可能?

切手盆は本来、結納金などのお金を渡すために使用するものですが、場合によっては写真のように目録や受書などを乗せたいというケースもあります。   結納の目録や受書は、本来はヘギ台と呼ばれる木製のお盆に乗せ、広蓋(ひろぶた)という39cm~45cmの大きさの黒塗りのお盆にのせるものですが、ちょっと大げさかな・・という意見もあります。上:「結納の目録を乗せる」下:「受書と袴料を乗せる」   特に略式結納の […]

家紋入り掛ふくさ 別型が必要なケース「丸に三つ並び鷹の羽」

家紋「丸に三つ並び鷹の羽」家紋入り掛袱紗と切手盆。こちらの家紋は一応丸の中の”三つ並び鷹の羽”は紋帳に掲載があるが、外輪のついた「丸に三つ並び鷹の羽」は掲載がない。丸だけくるっと簡単に書けばいいじゃない・・と簡単に思ってしまいますが、丸付の三つ並び鷹の羽で一つの型を作るため、そうそう単純なことではないようです。これは掛袱紗に限らず、手ふくさ・風呂敷・切手盆など全般に共通して […]

家紋入り切手盆の持つパワー

家紋入り 切手盆をというお客様が最近非常に多い。作られるタイミングとしては 子供の結納や結婚の際に切手盆を   という方が最も多いと思うんです。結納や結婚は「家」としての大切な行事、   「えっ、家?今どきそんな古臭い、関係ないよ個人の問題でしょ・・」   なんて声も聞こえてきそうですが果たしてそうでしょうか。   家・家紋と聞くと、言葉自体のイメージから時代錯誤のように感じてしまいますが、先日、 […]

家紋入り袷ふくさの染め色を同じにするには

正絹白山紬の家紋入り袷ふくさ。下の2枚は「渡邉星」と上2の枚は「五三の桐」   いずれも、おばあちゃまが4人のお孫さんのためにと作られたもの。同じ時期に一度に4枚のご注文。同じ釜で同じ時に染めましたので全く同じ色に染まっています。   よく、長男の結婚の際に誂えた風呂敷と同じものを、今度は次男のために誂えてほしいというお客様があります。   前回染めさせて頂いたお色に極力似せるため、お作り頂いたも […]

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